近所の公園で古本市があり、あれこれ買い求めてきました
ハードカバーが1冊なんと50円!
有難い
家に帰ってホーキング博士の本を開いてみると
1通の手紙と古い新聞記事が多数、ページの間から出てきました
手紙は年配の男性が友達に宛てたもので
季節の挨拶と、この本は自分にはどうにも難しいところがあり
他の情報があったほうが理解しやすいと思うので
資料を同封してお貸しします。
といった内容でした
丁寧に切り取られた新聞記事には、科学に関する情報とともに
発行年月日まで手書きで書き込まれていました
このキメ細やかな配慮!
おそらくこれは偶然、本にはさまったまま売りに出されたのではなく
次に読む人のために人為的に同封されたのではないでしょうか
印刷機が登場する以前、
1冊の本を宝物のように扱い、手書きで書き写し
ボロボロになるまで読みつがれていった
そんな時代を彷彿させるような、静かな感動を覚えました
今ある世界は、私たちよりもずっと昔に生きた人たちの力や知恵で
形づくられているんですね
わたしはチル大Vol.16のMixiでのトピックに、以前、次のようなコメント残しています
ちょうど私達の育っていった環境は『 競争化社会 』と呼ばれ
人より抜きん出ることを良しとされてきました
でも『 競争 』を強いられ『 個 』に分断された精神が
今、いろいろな社会的問題の大きな要因ではないかと感じます
もしこの世に、自分ひとりしかいなかったらどうでしょう?
今と同じ生活を行うでしょうか
まず、化粧なんてしない
服も適当、『見た目』なんてどうでもいいですよね
そして生きるということ自体も意味をなさなくなるのでは?
自立し自分だけの力で生きていると思っていても
実はまわりの環境に生かされているのではと思います
自分以外の誰かのためにという想いが、生きるエネルギーになるのではないでしょうか
社会とのつながりが深い程、精神的な輝きが増していくように感じます
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1年半ほど前の文章なんですが
この気持ちはその後もずっと私の中で育っていきました
どうして人は今に満足せず、さらなるものを求めるんだろう
大量生産、大量消費、物で満足を買っていたは時代は終わり
何か、心の渇望を感じる人たち、そして
未来を担う子供たちに何を託していくのだろう?
最近、思うことはこの科学技術の発達は次の段階に行くために
必要不可欠なものであったということです
インターネットが普及し
どこにいても同時に情報を得ることができ
与えることが出来る
距離をこえて、コミュニケーションをとることが
容易になってきました
高度成長により『 個 』に分断された意識が
そこから生まれた技術によって共鳴しあい
また、『 繫がろうとしている 』
「社会」や「精神」の新たな進化への大きな動きを感じます
一人の人間の想いが全体に伝わり、影響を与えやすくなった今
より感性を澄ませ、何を信じるかが非常に重要である、と思います
生命はそれ自体の中に人智をはるかに越えた叡智=自己治癒力を秘めており、
危機に瀕した時、調和が乱れた時、それを正しい道に修正し、
生き続けるための新たな方法を自発的に生み出す力を持っています。
そしてその自己治癒力が発現するか否かの鍵がいつも“心”の在り方にかかっているのです。
- 龍村 仁(地球交響曲第三番より) -
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