せんじつ「江戸切子」のグラスをいただきました
非常に細かい文様とモダンなデザインに思わずカメラをかまえちゃいました
切子といえば薩摩切子も有名ですね
現物があるついでに息子にお話してあげようと
切子についてググってみました
江戸切子と薩摩切子の大きな違いは”付着している色の厚み”
薩摩切子は付着している色の厚みが2~3ミリで淡い感じですが
江戸切子は1ミリを切る ほどに薄く作られていて鮮やかな感じ
また、カットの仕方も「江戸切子」はシャープなのが多いとか
薩摩切子についてはNHK大河ドラマで有名な篤姫の養父
薩摩藩主・島津斉彬の活躍ぶりも合わせて語りたいものです
(個人的にこの殿様のファンです♪)
硝子は地域によって特徴のちがいが大きく非常に興味深い
沖縄の、ぼってりとした琉球ガラスはなんともいえない力強さがあります
北海道の北一硝子で購入したこのお猪口はお気に入りのひとつ
お酒をいれると、まるで電気がともったかのように
ガラスの色がより鮮やかに!
子供にみせると大はしゃぎします
また、酒飲みの間では常識となっていますが
入れ物の素材によって味が変わんですよ
研ぎ澄まされた大吟醸は
やはりシャープで繊細な薄いガラスのもの
こっくりうま味のある純米酒なら
素朴な陶器で味わいたいものです
素材と言えばお料理も器の素材によって
味わい方がかなり変わると思いませんか?
私も普段はこんな感じのカフェっぽい器をつかっていますが
たまに、こういった木製の器を使ってみると
野菜などの自然の味が引き立つように感じます
また、高校の美術で習ったのですが、入れ物の素材だけでなく
デザインによっても印象が変わるのです
四角のコップ、細く小さなコップ、広くてまるいコップ
もし三角のコップもありましたら、ぜひ試してみてください
これは何かをデザインするときに知っておくと
そのものがもつイメージを上手く演出できるそうです
美術品などだけでなく、女性がメイクをするときにも
どう形どるかで相手に与える印象が変わるということで
取り入れられている要素です
けれど、そんな理屈っぽく学ぶより
ジュースをいろんな形や素材の入れ物で飲んでみれば
子供の柔らかな感性なら自然にキャッチしていけるんじゃないかな
いつも同じものばかりでなく
この飲み物にはどれが一番ベストか子供と探索するのは楽しいばかりでなく
器のもつ歴史や背景をとおして
いろいろなドラマを知ることもできます
たとえば先日、息子にこの2枚のお皿を見せました
このとき
「左がロイヤルコペンハーゲンで右が伊万里よ」
と説明しても
「う~ん、いい仕事してますね」
なんてことは、もちろん言ってはくれません
あっそう、なんて顔でシラ~とされてしまいます
それより
「左がデンマークで右が日本のお皿よ」
という説明にすると
「そう?でもちょっと似てるね」
「そうよね、じつは・・・」
と、ロイヤルコペンハーゲンは世界的に有名なメーカーだけど
日本の有田焼の影響を強く受けていて・・・
という話につなげていくことができたので
さらに、日本の伝統文化には外国が非常に興味を示す
素晴らしいものがあることなどを喋ってみました
マイセンも持っているとさらに比較が出来て面白くなったのですが無くて残念
(初期のマイセンも有田焼の影響をうけています)
私がこういったものに興味がでてきたのは
鹿児島の美術館で白薩摩に出会ってからです
まるでヴェルサイユ宮殿にあるかのような
精巧で豪華な品々に、これが日本の職人さんが作ったものなの?
と、驚きと誇らしさでいっぱいになりました
本当に素晴らしいのです!
「白薩摩」には幕末のパリ万博に、薩摩藩が幕府を向こうにまわして
単独出品したというエピソードがあります。
欧米の人々は、中国の陶磁器に劣らぬ芸術性の高い薩摩焼に夢中になり世界の注目を浴びたそうです。
おっと、あぶない
つい自分の世界に入りそうになりました
話をもどします
前記事で数に日常の中で慣れ親しむ、といったことを紹介しましたが
日常使っている物に意識をむけると、そこからもいろんな事を
広げていけると思います
ブランドにこだわるという話ではなく
100円ショップと300円ショップのお皿のちがいでもいいんです
モンテッソーリの感覚教具のように
色・素材・形、さまざまなものを手にとって試してみると
子供の感性はずいぶん伸びていくんじゃないかな
特に食器は毎日、扱うものですから
試してみる価値大です
===================================
教材を買っても上手く使えなくて・・・
子育てにストレスを感じています・・
情報が多すぎて迷いがち・・・
いろんな方が受講されているチルドレン大学が
秋のキャンペーン開催中!
キャンペーンならではの入校特典や
500円でチルドレン大学の取り組みがお試しできるプランもあります
キャンペーンは10月14日までです
10月キャンペーンの詳細はこちら
>>
http://eigobon.com/childrensuniversity/2010aki.html
ご質問もお気軽にどうぞ
>>
http://chirudai.exblog.jp/8485070/