↑アトリエでの造形作品
発砲スチロールをスチロールカッターという糸のこみたいな道具で
カットしたりギザギザをつけてデザインしていきます
最後に組み合わせて大きな三角に(8個の小さな三角を使用)
まるで氷山みたい
氷山といえばこの間、面白いことが・・・
息子が「お母さ~ん、このカップ貸して」
といって何かを作り始めました
プラスチックのカップにオレンジジュースを入れ
冷凍庫に保存?
「カチカチになる前に、取り出したらゼリーになるよね♪」
ぷぷぷ、いやぁ、それはちょっと・・・と思いつつ
「どうなるかなぁ」
とそのままにしてみました
・・・数時間後
「ゼリー♪ ゼリー♪
あれ~?
固まりすぎちゃった」
(ひゃはは)笑いたいけど、じっと我慢
「ちょっとあっためてたら、いいかなぁ・・・」
と、そのまま室温で解凍する息子
言いたいことは、いっぱいあるけど、じっと我慢
・・・やがて
凍ったオレンジジュースは、ゼリーにはならず
本来のオレンジジュースに戻ったのでした
「あ~ぁ、ダメだったね」(by 息子)
ここで、ついに我慢できず
「ジュースだけじゃなくて、何かを混ぜないといけないかもね」
と口をはさむ私
「じゃあ、ノリ(工作用)も入れる?」
「(たしかにドロンってなりそうだけど)、ノリは食べられる?」
「じゃあ、とろろ」
(たしかに、ドロドロ
)
ここで、粉末ゼラチンを取り出し
「ゼラチンを入れるのよ~」
と、一緒にゼリーを作りました
参考:みかんの缶詰ゼリーの作り方
ゼリーをつくるだけで、大騒ぎで半日もかかりましたが
子どもが自主的に何かを始めた時は
じっと我慢
で口をはさまないようにすると
思いもよらないような面白いことをやりだすので、なかなかに興味深いです
先日、小学校に行った時、ホールに置いてあったチラシに
「見守って大きく育てよう、知的好奇心の種」
という記事がありました
「知的好奇心は学びの源」
ほんとうにそうですね、
子どもの世界は「なぜ?」でいっぱい
それをなげかけられたときにどう受け止めるかで、
「もっと知りたい」 にもなれば
「あぁ、そう」 で終わってしまうこともあります
小さなことですが、例えば、この間、息子が
「徳川家康って130歳くらいまで生きてたんじゃない?」
と言い出しました
「え~、なんで?」
って聞くと
「だってさ、3つの時代を生きていたんでしょ(室町、安土桃山、江戸時代)
かなり長生きなんだと思うんだ」
(130歳だったらバケモノでしょう、という言葉をぐっとこらえ)
「じゃあ、調べてみよう」
と日本の歴史図鑑で調べ、ついでに家康の寿命を調べただけでは終わらず
じゃあ、秀吉の寿命は何歳だったのか
信長はどうだったのか、関連情報も見ていきました
ちなみに家康は何歳まで生きたのかというと・・・
ためしに調べてみてね
小学校にあったチラシに話はもどり
「データから見える知的好奇心」
という項目に
「保護者の子どもへの働きかけと子どもの学力の関係」
というグラフがありまして、
学力上位層の保護者が一番多くやっていた取り組みは
なんだと思います?
塾?
プリント?
なんと、1位は
子どもに色々な体験の機会をつくるよう意識している
そして
2位は、「ニュースや新聞記事について子どもと話す」
3位、「家に本がたくさんある」
4位、「博物館や美術館に連れて行く」
(出典:お茶の水女子大教育開発センター「教育格差の発生・解消に関する調査研究報告書」)
※1~3位までは同じくらいのパーセンテージです(複数選択制)
つまり、どんな教材を使ったかとか、塾に行ったかという事ではなく
家庭内で日々、どうかかわっているかで差がつくという統計が出ているんですね
これは、こういうふうに書くと↑ 「当たり前のこと」と思いますが
それを実際にやっているのとやってないのとでは、大きく違いが出るようです
我が家でも、今何気にやっていることが
この先、どうつながっていくのかはわかりませんが
好奇心と探求心は確実に育っているなと感じているこの頃です
あ、ユーモアは特にバッチリ(これははずせない
)
とはいえ、家庭内で、どうかかわったらいいのかわからないから
塾や習い事のお世話になっているんじゃない?
という方も多いことと思います
私だってそうでした
特に乳幼児期に、まだ会話が成り立たず
興味があちこちに移り、何かに集中するなんてことが出来なかったとき
さて、今日一日どう過ごそうと思った時期がありましたが
やはり、私の子育てに大きく影響を与え
今でも、強い指針となっているのは
チルドレン大学での学びだったと思います
子育て中のお母さんは何らかの悩み事をかかえています
なんとかしたくて子育て本を読み、講演会にでかけ
ヒントとなる情報を探しまわっている
けれど、解決の答えは外にはない
それは自分の中にある
そのことに、このブログがきっかけとなってきづいていただけたら嬉しいです